今日飲んでみたのはコエドブルワリーのCOEDOビールシリーズの1つ、『漆黒-Shikkoku-』です。
コエドブルワリーの中で最も濃厚なテイストのシュバルツスタイルビール。ロースト感のあるテイストを楽しめます。
数々の海外ビール審査会にエントリー、Gold AwardやPlatinum Awardなど最上位の評価を受けている世界的に認められている黒ビールです。
▽過去の受賞歴抜粋
2017 Meininger International Craft Beer Award Platinum Award
2016 Hong Kong & Macau Beer Cup Gold Award
2016 Australian International Beer Award Gold Award
△COEDOの金字が栄える漆黒のラベル。
概要
醸造所:コエドブルワリー
ブランド名:COEDOビール『漆黒-Shikkoku-』
公式URL:https://www.coedobrewery.com/jp/beers/
特徴①:『ホップの爽やかな香り+ロースト感』×『まろやか軽やか飲みやすい』
特徴②:美しく艶やかな黒色、透明度ゼロ。ただしサラりとした口触り。
特徴③:見た目に反してとっても飲みやすいラガータイプ。
販売価格:349円
内容量:333ml(瓶)350ml(缶)
アルコール分:5.0%
原材料:麦芽・ホップ
色合い:黒色
そもそも『シュバルツ』ってどんなスタイル?
シュバルツはいわゆる黒ビールの一種で、「黒」のドイツ語です。見た目自体はスタウトやポーターと同じぐらい真っ黒ですが、見た目に反して黒ビール特有のコクや濃厚さが抑えられており、アルコール度数も低めのためすっきりとした味わいが特徴です。
他黒ビール系は上面発酵(エール)ですが、シュバルツは下面発酵(ラガー)で製造されており、しっかりローストされたモルトが醸し出す香ばしさや苦みが楽しめます。
すっきりした飲みやすい黒ビールだと思って頂ければ。
見た目
まっすぐ見ても上から見ても斜めから見ても、部屋が明るくても光を通さない漆黒の見た目。ただ、注いだ際の揺れやグラスへ波打つところをみると『とろみ』や『質量』は一切感じない、さらさらした感じを受けました。ゴクゴク飲めそうです。
のど越し
のど越しはすっきり爽やか。ごっっくん。。とのど越し濃厚な印象の強い黒ビールですが、さすがラガータイプのシュバルツでピルスナーのようにするりと飲めます。アルコール度数も5%と低め。
モルトの旨味やコクも瞬間的に感じますが後味はあまり強くも長くもありません。
まろやかさと軽やかさの絶妙なバランスを実現すべく、コエドブルワリーは2種類のブラックモルト+6種類の麦芽を合わせた特別な配合を行っているとのこと。
様々な麦芽の比率を上げ、使用するブラックモルトの量を通常の黒ビールでよりもかなり少なくしているようです。
本当に口当たりやのど越しにクセのない意外性のあるビールでした。
香り
軽やかに飲める分、香りが楽しめるビールです。ブラックモルトのローストされた香りだけでなく、そこにアロマホップのフルーティな香りも少し感じられます。そしてどこかスパイシー。
ロースト香:フルーティな香:スパイシーな香=6:3:1 ぐらいのイメージ。
総評
シュバルツスタイルのビールも、ブルワリーによって個性がでます。中にはCOEDOビール『漆黒-Shikkoku-』同様軽い飲み口ではあるけど味が濃いものもあったりします。
宮下酒造/独歩『酵母入りシュバルツ生ビール』を飲んでみた - クラフトビールマニア CRAFT BEER MANIA
ただ、漆黒はどちらかというと味も濃すぎず、香りを楽しめるシュバルツビールだと思いました。苦さもあまりないですし、アルコール度数も高くないですし、炭酸もそこまで強くないですし飲みやす過ぎます。
筆者は一本を5分も立たず飲み干してしまいました笑
こんな人/時におすすめ
飲み口爽やか、後味爽やか、ロースト感のある香りと適度なモルトの旨味やコクを楽しめるので個人的にはナッツ系のつまみやチョコレートやカラメル系のスイーツとの相性も良さそうだと思いました。
ピルスナーやIPA、ペールエールとは違ったビールが飲みたくなったけどスタウトやポーターだと少し重たい、と感じてしまう人には新鮮でおいしいビールだと思います。
是非お試しください。